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移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ


移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

築地市場移転問題。

移転先である豊洲新市場の新施設地下で、専門家会議が提言した 『盛り土』 が行われず、コンクリートで覆われた ”空洞” になっていた問題。

盛り土を行うよう提言がされた理由は、豊洲の土壌から有害物質である 『ベンゼン』等 が、環境基準の4万3000倍も検出されたからだ。

それら課題の浮上から現都知事の小池百合子氏は移転延期を決定。連日海外メディアからも広く取り上げられている。

今日は、築地市場移転問題をまとめてみました。





東京五輪の影響

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

築地移転問題が日々大きくなっていく理由として、東京五輪の存在がある。

2020年東京オリンピック開催に向けて、選手村と競技場をつなぐ幹線道路の整備が必要であり、その幹線道路(環状2号線)は築地市場の跡地を通す計画。この環状2号線は、大会運営にかなり重要な役割を担っている。

移転延期が続けば環状2号線道路工事も自然と延期になり、来年11月までに移転が完了しなければ、「東京五輪開催中も工事をしている」 というような現象が起きなくもない。





築地市場の老朽化

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

築地市場はどうして移転するのだろう。根本の理由は、歴史を振り返る必要がある。

日本一に魚河岸、築地市場の開場は戦前の1935年にまでさかのぼる。もともとは鉄道貨車を利用することを前提とした造りのため、トラック輸送が主流の現代にその作りが合わなくなり、建物の老朽化も進んでいた。

そのため、1988年から再整備に向けた準備が始まったが、工期遅れなどの問題が発生。本格工事が始まる前の整備費だけで400億円を費やしている。しかし工事はいったん中止に追い込まれた。

その後、築地市場の再整備を断念し、移転先を豊洲地区に決定。土壌汚染対策を施したうえで、2016年11月に移転することは約2年前に決まった。





豊洲の土壌が悪いのか

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

豊洲全ての土壌が悪いのかといえば、そうではない。豊洲新市場の予定地は、昭和29年から海面の埋立てが始まり、ガスの製造工場が建設され、昭和31年から昭和63年まで、都市ガスの製造・供給が行われていた。広大な敷地が必要な市場を移転させるためには、現在は更地になっている元のガス製造地が最適と判断されたからだ。

しかし、予定地の土壌汚染は、かつての石炭から都市ガスを製造する過程において生成された副産物などによるもので、7つの物質(ベンゼン、シアン化合物、ヒ素、鉛、水銀、六価クロム、カドミウム)による、土壌及び地下水(六価クロムを除く)の汚染が確認されていた。

そこで、盛り土等の対策で土壌汚染を除去する計画がすすめられた。





専門家達による土壌汚染対策

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

都は、土壌汚染対策として専門家会議での東京都が取るべき対策の検討や、技術会議での具体的な技術・工法の評価・検討を踏まえ、豊洲新市場予定地については、法令で求められる水準を上回る手厚い内容の対策をとることにした。

これらの対策を講じることで、人が一生涯この地に住み続けても健康に影響はなく、市場用地としての安全・安心も確保される予定だった。

しかし、専門家会議で盛り土が決定していたが、技術会議では地下空洞案となっていた。憶測の範囲だが、石原慎太郎氏の都知事時代に、地下コンクリ案が浮上していたのは確かなようだ。指示をしたかどうかは意見が分かれるが、設計事務所が急遽変更になったこともあり、この辺から雲行きが怪しくなってきている。





移転に使われる中央卸売市場の会計

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

築地市場移転にかかる費用は、総額で3,926億円。

内訳は建設費が約990億円、豊洲新市場予定地の土壌汚染対策費が約586億円、護岸の整備や東京都市計画道路補助第315号線の高架化などの基盤整備費が約370億円、豊洲新市場予定地の土地を取得するための用地費が約1,980億円となっている。

これらの経費は、市場業者が東京都に納めている使用料を主な収入とする独立採算の中央卸売市場会計で賄われ、不足分も築地市場跡地の売却収入で補てんされる。一般会計からの補てんや補助は受けず、税金が使われることはない計画だ。

そのうち、注目すべきは土壌汚染対策費が約586億円。平たく言えば市場業者が支払った土壌汚染対策費が今回使われたにも関わらず、対策がされなかったことだ。

都のホームページによると、有害物質が検出された豊洲新市場の敷地内では、地表から2メートルの土壌を掘削し、新たに4・5メートルの盛り土をしたと記載されているが、実際には「仲卸売場棟」「卸売場棟」「青果売場棟」の直下には深さ5メートルの地下空間が広がっているだけで、有害物質の「蓋」の役割を果たす盛り土は一切、施されていない。

その上、汚染された可能性のある土壌から地下水が流れ込み、地下空間の床が冠水したことまで発覚している。





歴代都知事に報告をしていなかった!

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

盛り土をせず地下空洞を作る計画を、計画に携わった都の幹部が歴代の都知事に報告をしていなかった。

本来なら、大きな計画変更になる盛り土をしない方針の場合、石原氏、猪瀬氏、舛添氏に対して報告し、報告を受けた都知事が会見を開いて変更案を発表するに値するが、幹部ら関係者が地下空洞にする計画を都知事に報告しなかった事実が14日分かった。





打撃が大きい水産業者

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

すでに移転を見込んだ営業体制を整えた水産業者もいる。豊洲新市場に2.3万トンの巨大冷凍庫を新設し、マイナス60度に設定した『冷やしこみ』という作業も行っていた。9月末には本社移転も決定し、什器や設備も移転済ではあったが、移転延期が決まったことで、築地にある従来の4000トン冷凍庫を稼働させなければならず、年間2億のランニングコストがかかる。

その他にも、日本の食用魚消費量の減少から築地市場で扱う魚の数も右肩下がりの状況。帝国データバンクの調査によれば、2003年1月~2016年8月の期間、築地市場内の企業の倒産・休廃業の件数は111に達している。

魚介類の消費回復の兆しが見えない中で決定された今回の移転延期。延期により業者に生じた損害については、都が補償する可能性も示されたが、そのおカネの出どころはやはり都民の税金である。





豊洲新市場にかかる経費と移転費用

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

豊洲新市場の1日にかかる経費は700万円。これは、移転をしなくても維持費としてかかる費用。

さらに、移転にかかる費用は各業者の持ち出しになる。およそ1000万円~2000万円。都が低金利で貸し付ける政策を出してはいるが、移転後に売上向上が約束されているわけではなく、借金に慎重になる業者も多い。移転を機に廃業を決めている業者はおよそ40社にも上る。





現在の豊洲新市場の状況

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

建築関係者の意見は様々であるが、現在の建物が完成した状態で、盛り土をするのは不可能という意見が多い。建物内に大量の土を運搬するのは現実的ではないし、埋め直す際に1階部分の床を剥がそうものなら、建物の構造全体に損傷を来す恐れもある。

地下空間に一切、水が入ってこないように防水工事をする方法も検討材料としてあるが、これもそう簡単ではない。豊洲の各棟の建築面積は、仲卸売場棟が7万平方メートルで卸売場棟は4万9000平方メートル、青果売場棟は5万8000平方メートル。東京ドーム約4個分もの広大な面積で、地下空間に水が浸入する恐れのある穴や溝を補修するのは、難易だ。費用も大幅に膨らみ、100億円の追加予算が必要との指摘もある。

問題はそれだけではない。大量の水の侵入状況だ。メディアに写される大量の冠水。新建築物であれだけの冠水を確認できるのは、地下水管理が十分に行われていないからだ。建物の基礎に冠水があれば土壌は汚染どころか緩み、建物自体の耐震構造にも影響が出る。対策には、地下水をくみ上げて外に排出するための揚水井戸を、敷地内にいくつも敷設しなければならず、こちらも費用・工期とも容易ではない。





ブラックにまとめると

移転はできるのか!? 築地移転問題まとめ

築地移転問題。

次から次へと問題が浮上する。東京都の頭の良い人間がたくさん集まって出した結論の果てである。課題解決は急務ではあるが、責任問題を追及することを忘れてはならない。関係者を足切りにしてホトボリが冷めるのを待つ方法が一番の常とう手段だはあるが、そんなことでは市場業者の怒りを晴らすことは出来ない。

都の発表と内容がまったく合わないことから、市場関係者はもとより、都民の信頼関係回復も容易ではないだろう。

どうなっているんだ? 誰が笑っているんだ??

豊洲新市場。移転ができなければ汚染博物館にして責任者を全員ご招待しよう。結果に目を背けないようにだ。

これから、いや応なしに都民の税金が使われる。そしてまた誰かがほほ笑むのだろうか。



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