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バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ



*バーチャルなドライブのお話しです。


バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

連休を利用して、オレはドライブに出掛ける予定を立てた。

男一人、気ままな旅だ。

しかし、うっかり寝過ごしてしまい、出発は昼を過ぎてしまった。

まだ空は青い。それに次の日も休みだと気分も軽い。

オレは目的の場所まで車を走らせた。

長くどこまでも続く道を走っていると、開放的な気持ちになる。色々な事を忘れ、ひたすら走る。

なんて良い天気なのだろう。

窓を開け、風を感じながら走る。気分も高まりどこまでもドライブできそうだ。

しかし、出発が遅かった。この分では、すぐに夕方になってしまいそうだ。

案の定、目的地に到着したころには、日が暮れ始めていた。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

これはこれで良い。山の上の雄大な景色。

以前にも1度だけ通り過ぎたことがあったが、その時は明るい時間だった。

小1時間、散策をしながら写真を撮る。しかし、いくら写真を撮っても、納得のいくモノは撮れなかった。それもそうだ。この景色を1枚の絵に入れ込むことなど出来るわけがない。

さて、満足もしたことだし、帰るとしよう。

帰りは別の道を通ろう、何か新しい発見があるかもしれない―――――。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

車を走り出してから、気づくと辺りは真っ暗になっていた。

出発が遅かったのだ。予想の範囲内。

それに、初めて通る道に気持ちが少しだけ踊る。

しかし、通ってみて分かったが、この道は人家も無ければ車も走ってない。

誰も通らない道というのは、いささか不安な気持ちになるものだな。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

しばらく走ると、腹の虫が鳴った。

それもそのはず、ドライブへ出発するに気を取られ、昼飯を食べてなかったのだ。

ドリンクを飲んでいたので、気を反らすことが出来たのだろう、しかしここにきて腹の虫が活発に動き出した。

何か食べよう。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

トンネルがあった。

ここまで、食事のできる店は皆無。コンビニさえ無い。

行きの道なら店の場所を知っているが、、、、帰りのルートを変更したことが間違いだったか。

困った、腹の虫の音が大きくなってきた。

時計を見ると、夜の9時。田舎の店は早じまいすることを知っている分、余計に不安になる。

なんでもいい、何か思いっきり食べたい。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

トンネルを抜けると、また広い道に出た。

道の先に明かりが見える。何か店があるかもしれない、行ってみよう。

輝く景色に近づくにつれ、その全貌が見えてきた。ファミリーレストランのような看板が見える。

やった、食い物屋みたいだ。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

明かりの元へ到着した。

アメリカンな店構えのファミリーレストランだ。

ガラス越しに店員の姿が見える。よかった、営業中のようだ。

孤独のドライブを体験したあとに、このレストランはありがたい。

オレは、駐車場へ車を止めると、足早やに店に入った。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

店に入るとゴチャゴチャした店内が現れる。華やかというか煩いぐらい。しかし空腹と孤独感でいっぱいだったオレには、多少煩い店内の方がありがたい。

店員が近づき、席に案内された。

さて、何を食べよう。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

メニューを見た。

アメリカンなレストランらしく、こってりメニューのオンパレード。

空腹感満載のオレにはありがたいメニュー。こんな時間に肉料理はいけない事と知ってはいるが、今は腹いっぱい肉料理を食べたい。

オレは、Tボーンステーキの300グラムを注文した。

焼き方はレアで。

追加でガーリックライス。

ドリンクを聞かれたので、ステーキに合うコーラを頼んだ。

さあ、ガッツリ食うぞ。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

肉が焼かれる音が近くで聞こえる。

席から乗り出し、調理場をのぞいてみた。

すると、オレの腹に収まる予定の肉が網の上で焼かれていた。

優しい炭火に照らされるステーキ。肉が焼かれる音。

分厚いステーキを見て、口の中がジューシーになる。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

「おまたせしました」

店員が笑顔でステーキを持ってきた。

店員のサービスも嬉しかったが、オレは目の前の肉から目が離せなかった。

瑞々しい色の肉。香ばしい色の焼き目。ゆっくりと溶けるバター。

こいつは食べる前から美味いことが分かるステーキだ。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

どうだ、この肉の断面図は!

外カリ、中ジュワ。赤色が美しい。

肉にナイフを通すと香りが立ち込めた。

そういえば聞いたことがある。レアは香りも楽しむもので、ミディアムはコクを楽しむものだと。

オレは、大きな肉の塊を口の中に放り込んだ。

旨い。うますぎる!口の中が肉汁で溢れかえる。まさに生き返る飯だ。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

追加のガーリックライスが来た。

ニンニクの香りが強烈だ。まさにパワーが全身にいきわたる。

アツアツのガーリックライスを口の中に入れる。スプーンですくう量を少し欲張りすぎた。熱すぎる。

しかし、これも美味い。

付き合い始めの彼女の前では絶対に頼めないメニューだが、独り者のオレだからできる贅沢だ。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

コーラで口の中をサッパリさせよう。

そして、またステーキを。

ガーリックライスの上に乗せたステーキを一緒に頬張る。

この組み合わせ、最強だな。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

踊る胃袋に新たな食材を入れるため、フライドポテトに手を出した。

多少のインターバルだ。

このアツアツポテトも美味い。

皿の上で、いつまでも熱いポテトは、子供から大人まで楽しめるサイドメニューだ。

塩味で食べてもよし、ステーキソースに絡めてもまた美味い。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

食後に熱いコーヒーを注文した。

胃袋の消化を助けなければ、動く事が出来ない。

満足だ。オレは非常に満足だ。

空腹に勝る調味料は無いと言われるが、この分厚く旨いステーキに勝る満腹感もまた無い。

ラーメンや生姜焼きとは違う、至福の料理だ。

久しぶりに食べたステーキ。口の中に肉の余韻が残る。オレはそれをコーヒーで胃袋に流し込む。

さあ、再び帰路の旅に出るとするか。





バーチャルな旅 深夜のドライブでTボーンステーキ

レストランを出ると、月明かりが綺麗だった。

車に乗り、タバコに火をつけた。

食後の一服。腹は満杯のままだ。

Tボーンステーキとガーリックライス。

この組み合わせは、人を幻惑させる魔力を秘めている。



 


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